骨盤調整ヨガとは?

骨盤は大きく3つの骨(左右の腸骨と仙骨)からなる体の中心を支える大切な部位です。骨盤はボディラインの美しさを左右する大切な部位であるとともに、特に女性にとっては毎月の月経、妊娠、出産、産後と、そのライフステージにあわせさまざまに変化していきます。骨盤の動きを理解し、しなやかに保つことで、心身ともに健やかで自立した健康と自分本来の持つ美しさを維持できるといっても過言ではありません。

この骨盤調整ヨガでは、骨盤を中心に全身を調整しバランスを整える具体的なメソッド、ヨガのアーサナ、呼吸法などを行っていきます。

特に妊娠、出産、産後の女性の体の変化、また多くの女性を悩ませている女性特有の疾患について、その改善へのヨガ的アプローチ、また月のリズムにあわせて女性の体に起こる神秘的な営みとバランスの変化などを自分らしくデザインして心地よいライフスタイルを送るためのボディワークやセルフケアを行っていきます。

身体に不調を抱えている方でも、そうでない方でも、誰でも行うことができ、効果がもたらされる自律的な身体の調整を学んでいきます。
受講者本人が自分自身の身体への理解を深めることに重点を置いて講座を進めていきます。
身体の持つ本来の機能を取り戻し、自分らしく生きるために身体の叡智に耳を傾けることが大切です。


骨盤の歪みとは?

骨盤周りには多くの筋肉が付着しています。その筋肉の一部が収縮すると、その収縮した筋肉に骨は引っ張られ、その引っ張られた方向に曲がってしまうことを骨盤が歪むといいます。
歪みの原因は日々の生活スタイル、体の癖、思考、心の状態、食事など、さまざまな要因によりバランスが失われ、歪みや緩みが引き起こされています。

例えば・・・①ケガや事故②急激な気温の変化は”気”の変化をおこしやすい③栄養のアンバランス④内臓疾患⑤ストレス⑥特定姿勢の持続などにより歪みが引き起こされてしまいます。

骨盤の歪みや、それによるエネルギーの滞りは、内臓や筋肉に負担をかけるだけでなく、内分泌系や神経系の働きにも影響を与えます。




骨盤の構造と役割について

骨盤は、大きく3つの骨(左右の腸骨と仙骨)で構成されています。
私たちの身体は『骨』が支えているのではなく、骨と骨をつなぐ『筋肉』がその支えとなる役割を果たしています。

骨盤が私たちの身体の中心であること『腰』が身体の『要』であることはその名称からも明らかですが、骨盤の内側にはいくつもの筋肉が重なり合ってその働きを支えています。

骨盤の底の部分をハンモック状に支える骨盤庭筋群、骨盤の動きから全身の動きをリードする大腰筋・腸骨筋を一般にコア(深層筋)と呼びます。
これらの筋肉は、骨盤の可動をコントロールし、私たちの運動をしなやかに支えるだけでなく、内臓を支える役割をも果たします。ヨガにおいては、とても重要なエネルギーコントロールセンターでもあります。



どうして骨盤調整が必要とされているのか?

骨盤の歪みが全身の健康や美容に影響するというのは、多くの方が感じているところだと思います。
骨盤は上半身と下半身をつなぐ、身体の中で一番大きく重要な関節です。
それは私たちの根幹ともなる大脳や中枢神経を守り支持する脊椎、頭蓋骨を支え、脚ー大腿骨と上体をつなぐ部位でもあります。その骨盤を支えるのが骨盤庭筋群と呼ばれるいくつかの筋肉と、大腰筋、腸骨筋という深層筋群(コア)の筋肉の働きです。

現代人の多くは大なり小なりの健康不安を抱えています。
冷えやむくみなどの循環不良、食欲不振や暴飲暴食、乱れた生活による内臓の働きの低下、便秘、肌荒れ、婦人科系疾患などの症状に悩む女性も多いのではないでしょうか?
それらの不調は、体からのSOSのサインです。

外側からのアプローチではなく、自分の内なる体の声を聞き、自分自身の力でバランスを保つ知恵を、一人一人が持つことができたら素晴らしいことだと思います。
骨盤調整ヨガでは、骨盤を中心に体のどこに不調の原因となりうる滞りやつまりがあるのかを感じ、ヨガのアーサナだけではなく、筋肉の緊張をほぐすセルフマッサージ、筋幕リリースのテクニックを用いたアプローチや、日常生活でのちょっとしたセルフケアやワンポイントアドバイスをご紹介していきます。
難しいポーズに挑戦するのではなく、自分のよりよいバランスをみつけていくためのヨガプログラムです。

大切なことは『自分にできることを続けていくこと』

自分で身体を動かすのがつらい状態にある人も、じっくりヨガをおこなう時間や余裕のない時にも無理なく続けることができ自分のよりよいバランスを見つけることができると思います。



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